★越前がにウンチク★
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越前蟹の販売は11月8日より3月20日まで
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「越前がに倶楽部」は、福井県三国町、東尋坊近くの「松風荘あらや」が営んでおります。 越前蟹シーズン中は越前がに専門のお食事・宿泊となります。 あらやではお食事・ご宿泊にみえるお客様用に一度に多くのかに酢を作ります。 「越前がに倶楽部」でもお食事に出すかに酢と同じものを同封しております。 かに酢の味のご感想や、もっとおいしい作り方、ここはこうすればなど、ご意見がありましたら メールで教えてください!待ってます。 |
越前がにはアツアツならそのままで、冷めたら酢につけた 方がおいしく食べられると思います。 かにの身は味と旨みが深く、三杯酢では力が足りないと思います。やはり土佐酢(かつおぶしを多く使うことからこの名 があります)がよく合うのではないでしょうか? この土佐酢は合わせ酢の一種で、酢は防腐効果に優れ 全体に火も入れますから(=ひと煮立ちさせる)、一度作る と二〜三週間は冷蔵庫で保ちます。 和食のお店でも土佐酢を常備しておいて、かに以外の 酢の物やサラダオイルなどを加えて、和風ドレッシングに しているところがあると思います。 味がしっかりしているので、使い方によってバリエーションが どんどん広がっていく便利な合わせ酢です。 |
私はこんな風に作っています。 | ||
1.まずは、普通のかつおと昆布のだしをひきます。 水に昆布を入れ、中火にかけます。お吸い物ではなく、 かつおの味の効いた土佐酢を作るので、昆布やかつおは ぜいたくに使ってます。 |
2.水がグラグラ沸騰しないよう気を付けながら、かつおを用意 します。当店では、かつおは丸くて大きいプラスチックのタッ パーに入れてます。 土佐酢は、酢や醤油など一升単位で合わせるので、大鍋を 使いますが、タッパーが丸いと片方の腕に抱えながら大鍋へ かつおを加えることができるので便利なんですね。 |
3.水が沸き始めたらアクが出てくるので、きれいに取り除きます。 |
4.完全に沸く一歩手前で火を止め、昆布を引き上げます。 |
5.だしとりに使った昆布もいろんなことに使えますね。 |
6.かつおぶしを加え、自然と沈むのを待ちます。 かつおはケチってはいけません。 水面いっぱいに広がるくらいに入れます。 |
7.このとき、お吸い物ならばかつおが沈むと同時に漉しますね。 土佐酢はかつおの味を効かせたいので、沈みきってしばらく 置き、かつおの味を十分出してから一気にこします。 だしが出来上がりました! |
8.そこに、薄口醤油を加えます。 薄口は色が薄く、塩分が濃いのが特徴です。 醤油も、日本酒みたいに地方によって味が全く違いますよね。 私は生まれたこの土地が好きなので、地元のものを使います。 |
9.同じく、みりん・酢を加えていきます。 酢は普通の醸造酢と米酢があり、醸造酢は味がきつくて ストレート、米酢はまろやかさがあるのが特徴です。 さばの酢じめなどは、醸造酢ですね。 私は、醸造酢と米酢を半々に入れます。 |
10.ここで火を入れます。 火を入れると全体の味が調和しますし、出来上がった 土佐酢が長持ちします。 これもグラグラと沸騰する前に火を止めます。 |
11.火を止めたら、冷ます間に追いがつおをします。 追いがつおの意味は、最後にかつおを加えてかつおの味と 旨みをしっかり効かせることにあります。 |
12.酢にかつおの味をしっかりのせなければなりません。 ここでもかつおはケチるべきではないですね。 |
13.自然と沈むのを待って、このまま一晩寝かせます。 翌日漉して、出来上がりです。 |
14.一晩たつと、こんな感じになります。 |
「越前蟹専門
越前がに倶楽部」で越前蟹を購入していただくと、1本(2〜 3人前)のかに酢をお付けしています。 もし、贈られる相手の方が大勢のご家族でしたら、追加もできますので どうぞご利用ください。 また、このかに酢のご意見・ご感想などいただけると勉強になります。 |